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手続き期限は離婚後2年以内!離婚後の年金分割について解説します

 

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「離婚時の年金分割制度」は熟年離婚の夫婦だけが対象ではない

 

一般的に「離婚時の年金分割制度」と聞くと、ふわっとした抽象的なことを思い浮かべますよね。

イメージとしては、年金分割制度=熟年離婚・・・といった感じでしょうか。

 

テレビなどでの取り上げる例がそういったイメージを作っているのでしょうね。


「熟年離婚で年金が半分に!!」といった誤ったイメージが先行しがちですが、熟年層ではない30代の私でも年金分割(3号分割)の対象でした。


また、将来支払われる年金がきれいに半分になるわけではありません。

 

わたしは実際に、年金事務所に出向いて手続きをしたのですが、年金事務所の担当者ですら手続きの確認に裏に消えていきました(笑)

15分ほどたって、やっと戻って来て手続きをしてくれたのですが、手続きを間違えていたので、後日改めて出向く羽目に・・・

 


年金事務所の人間ですらあまり浸透していない、「離婚時の年金分割制度」。


ここで、ざっくりとではありますが、わたしの経験をふまえて解説したいと思います。

 

 

申請の対象となるのは、どんな人?

 

申請する年金分割制度によって、平成19年4月1日以降の離婚(合意分割)と、平成20年4月1日以降の離婚(3号分割)に要件が分かれます。

 


さらに大きく分けて、対象者はこんな感じです。


1.厚生年金(2号)に加入してる会社員と配偶者

2.厚生年金(旧・共済年金)に加入している公務員と配偶者


※平成27年10月より、共済年金(公務員)は厚生年金となりました。

 

 

一方で、対象とならない場合は・・・

 

1.国民年金(1号)に加入している自営業者と配偶者

2.国民年金(1号)に加入している、経営者と配偶者

 

転職などにより、婚姻期間中に厚生年金に加入していた時期を1か月以上もっている方についても、その部分のみ分割の請求が可能です。

 

要するに、離婚時の年金分割制度として分割可能なものについては、2階建て年金部分の「厚生年金(共済年金)」の加入期間のみです。

 

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離婚時の年金分割制度には大きく分けて2つの制度がある


まず、上記対象者の中でも、「合意分割」と「3号分割」に制度が分かれています。

 


■ 合意分割 ■


制度の施行日である、平成19年4月1日以降に離婚した場合が対象。

文字通り、夫婦二人の「合意」が必要となる分割制度。


夫婦双方の話し合いで合意ができなければ、調停・審判(家庭裁判所)で決めてもらう
ことが必要。実際に裁判での判例は、「2分の1(半分)」となっている例が多いそう。


夫婦の片方が被扶養配偶者(国民年金3号)である必要はなく、それぞれ厚生年金の加入歴があってもよい。婚姻期間中の夫と妻の厚生年金額について、計算して均一にするものです。


たとえば、夫:150と妻:50の厚生年金額について、分割後には夫:100か月と妻:100か月に分割されるというイメージ。

 

あくまでも「婚姻期間中」のみが対象となるため、結婚前の期間や離婚後の期間は含まれません。

 


■ 3号分割 ■

 

平成20年4月1日以後に離婚をした場合。また、専業主婦など被扶養配偶者として
国民年金3号の期間が対象となる。

 

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こちらの分割制度、なんと「夫婦の合意は不要」です。


調停・審判を経る必要がないので、年金事務所に申請をするだけで、「婚姻中の厚生年金」期間を2分の1に分割してくれる制度。


国民年金3号の専業主婦(夫)は厚生年金に加入していないため、老後の年金額が低額になります。


この部分を救済する目的で作られたのが、3号分割制度です。

 

 

わたしが手続きをしたのは、この3号分割制度です。

元夫との合意は不要ですし、申請も二人そろう必要はありません。


対象期間の厚生年金(元夫の)部分をすっぱりと2分の1に分けていただいています。

 

老後の自立を目指すなら、もれなく手続きをしておくべき制度です。

 

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離婚の準備と生活の再建で意外と忘れがちな部分ではありますが、特に3号分割については書類の申請だけですむ手続きです。


現行の年金制度は、国民年金の満額(480カ月)を支払っても、老後に支払われる年金額だけでの生活は厳しいのが実情です。


持ち家があればいくらか心強いですが、シングルマザーで子どもの生活費や教育費に追われて、持ち家も老後の資金も・・・と準備できる人はごく一握りなのではないでしょうか。

 

この年金制度は「財産分与」の側面もありますからね。

預貯金や不動産だけではなく、「婚姻期間の厚生年金」についてもしっかりと手続きをして老後の支えとしてほしいと思います。

 

また、これから離婚を考えている方、別居中の方についても、「離婚後は年金分割」とタスク化しておいてくださいね。申請期限は離婚後2年以内です!!